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月下の契り~想夫恋を聞かせて~
第9章 小平太という男
 更に三日が経過した。
 その日も一日、いつもの場所に店を出し、一日ほぼ途切れることのない客の対応に慌ただしい一日を過ごし、陽が傾き始める刻限に店じまいした。
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