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マイバトラー
第2章 パーティー
「んんん!ちょ、ちょっと待って!お仕置きって本気で言ってたの!?」
深いキスをする村上の体を必死で押し、抵抗を試みる。
「私が冗談でそんなことを言うとでも?」
そうよね。村上が冗談なんて言うわけないのは分かってるけど。
「ひゃっ!もうっ…!やぁっ」
あたしの言葉なんかお構い無しに、首筋に舌を這わせる。
手はドレスの上から胸をまさぐる。
結局されるがままに翻弄される。
「美緒様のタイプはあの様な男性なんですか?」
「意味わかんない…っ」
オフショルダーだったドレスを下げ、隠すものがなくなった胸を直接触る。
「随分長い事、楽しそうに二人きりで話してみえたようですが?」
「…んぅぅ…ちがっ、あぁっ」
胸の突起に指が当たる度に身体を震わせてしまう。
でも掠れる程度にしか触れてくれなくて、じれったい。
「あの若社長は美緒様の事を大変気にいってみえたようですが、何もされませんでしたか?」
「ゆう…とさんは…、そんなことしない…っ」
ピタっと手を止める村上。
嫌な予感がして恐る恐る顔を見上げると…
怖いくらいの綺麗な笑顔をあたしに向ける。
「随分と仲良くなられたようで」
その顔に似つかわしくない低い声。
昼のことを思い出して、しまったと思った時には遅かった。

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