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セフレの彼は幼なじみ
第12章 菜那美の母

落ち込んだ様子の菜那美を見て、力づけるように言う陸翔。
「そうがっかりするなって。前々から言ってるように、もうすぐ俺んちで目いっぱいできるからな」
「うん、ありがとう」
「さてと、もう宿題も終わったわけだし、帰るか」
すくっと立ち上がる陸翔。
引き止めたい菜那美だったが、口実が見当たらなかった。
ここでも「セフレじゃなく、彼女だったなら、口実なんか必要なく、ずっと一緒にいられるのに」という思いに苛まれ、自分の境遇が悲しくなってくる菜那美。
それでも、落ち込んでいることがバレないよう、菜那美は無理やりに笑顔を作った。
陸翔もこころもち明るい表情で言う。
「じゃあ、また明日な」
「うん、また明日」
そして、きびすを返すと、菜那美の部屋を出て行く陸翔。
玄関まで見送りに行くことにした菜那美も後に続いた。
「そうがっかりするなって。前々から言ってるように、もうすぐ俺んちで目いっぱいできるからな」
「うん、ありがとう」
「さてと、もう宿題も終わったわけだし、帰るか」
すくっと立ち上がる陸翔。
引き止めたい菜那美だったが、口実が見当たらなかった。
ここでも「セフレじゃなく、彼女だったなら、口実なんか必要なく、ずっと一緒にいられるのに」という思いに苛まれ、自分の境遇が悲しくなってくる菜那美。
それでも、落ち込んでいることがバレないよう、菜那美は無理やりに笑顔を作った。
陸翔もこころもち明るい表情で言う。
「じゃあ、また明日な」
「うん、また明日」
そして、きびすを返すと、菜那美の部屋を出て行く陸翔。
玄関まで見送りに行くことにした菜那美も後に続いた。

