この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
琥珀色に染まるとき
第8章 慈しめば涙してⅡ

「ね、待っ……」

 後ろを向こうとすれば腕を持ち上げられ、あらわにされたわきの下を舐め上げられる。身をよじろうとしても、びくともしない。
 その手はわき腹を滑り降りると、脚を開かせるように内ももをするりと撫でる。右ももを押され、彼の脚を跨ぐまで広げられた。閉じようとすれば、その脚に阻まれさらに大きく開けられてしまう。

「や、いや……」

 こぼれた拒否の言葉とは裏腹に、正直な身体はとっくに次の愛撫を期待している。彼が与えてくれる快感を、ひそかに欲している。
 足の付け根から潤みの中心に到達した指が、割れ目をなぞった。

「濡れてるよ」

 彼は甘くかすれた声を耳元に吐き出しながら、敏感な突起を撫で上げ、羞恥と欲望を加速させる。

「やあ、んっ……あぁっ」

 硬さを増した猛りを腰に押し当てられれば、それを受け入れようと腰が勝手に動く。

「嫌じゃないんだろ。ほら」

 背後で嘲笑うように吐かれた低い声に、もう抗うことは叶わないと実感させられる。彼は今どんな顔をしているのだろう。

「顔、見せて……西嶋さ……あっ」

 ねだると肩に歯を立てられた。彼がなにを考えているのかまったく読めない。

「なあ……涼子」

 熱い吐息混じりの声とともに、反り立つ欲望を尻にぐりぐりとこすりつけられる。

「あぁ、だめっ」
「どうして」

 返されるのは冷めた声。ひざの裏をすくわれ、M字に開脚させられた。
 何本かの指の腹がとろけた秘部を覆うように押しつけられ、円を描くように愛撫される。わざと蜜を塗りつけるような動きがもたらす、くちゅくちゅという卑猥な音が意識をどろどろに溶かしていく。

「やだ、あぁっ……」

 もはや仕事中に限らず、さきほどの情事のときとも別人に思えてきた。

/429ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ