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初音さんの二十日間
第3章 初音の心は母心
「うわわわわー、寝坊した!」
朝5時に鳴るはずの目覚ましが、ベッドの下に転がっている。なぜ!?
大事な受験生に朝ごはんを作るつもりだったのに!
慌ててリビングに行くと、コーヒーのいい香りがした。
「おはよーす。あ、勝手にコーヒー淹れてました」
「おはよ、ごめん、寝坊しちゃって…朝ごはん間に合わないや」
「大丈夫です。俺、朝あんま食べないし」
はい、とコーヒーを置かれてほっとした。あー、美味い。目が覚める。
「そか…、焦っちゃった、ははは」
「あんまり気を使わなくて大丈夫なんで。晩メシとかもテキトーに食べるし」
「そんなわけにいかないよ!大事な時期にカラダ壊しちゃったら大変だし、預かった責任があるんだから!」
勢い込んでまくし立てる私を笑って見てる柊二くん。寝癖すごいけど、朝からイケメンだ。
朝5時に鳴るはずの目覚ましが、ベッドの下に転がっている。なぜ!?
大事な受験生に朝ごはんを作るつもりだったのに!
慌ててリビングに行くと、コーヒーのいい香りがした。
「おはよーす。あ、勝手にコーヒー淹れてました」
「おはよ、ごめん、寝坊しちゃって…朝ごはん間に合わないや」
「大丈夫です。俺、朝あんま食べないし」
はい、とコーヒーを置かれてほっとした。あー、美味い。目が覚める。
「そか…、焦っちゃった、ははは」
「あんまり気を使わなくて大丈夫なんで。晩メシとかもテキトーに食べるし」
「そんなわけにいかないよ!大事な時期にカラダ壊しちゃったら大変だし、預かった責任があるんだから!」
勢い込んでまくし立てる私を笑って見てる柊二くん。寝癖すごいけど、朝からイケメンだ。

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