この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
初音さんの二十日間
第13章 初音さんの二十日目
「ねぇ、口移し」
あの晩の私のようにトロンとした柊二くんが、
「して?」
肩にもたれて見上げている。
ボトルに半分ほど残ったものを直接口に含み、そっと流し込むと「もっと」とねだる。
そんなことを繰り返すうち、次第に熱を帯びてきた唇と手のひらが私を熱くしていくから。
絡まる舌が解けたところでギュッとそのカラダを引き寄せた。
ふにゃっと崩れるように私を組み敷いたまま
「もぉホントに俺ね、初音さんが…好きすぎてぇ……明日帰るのツラいよぅ」
酔って舌足らずのしゃべり方が幼かった柊二くんみたいで、不思議な気分になっちゃうよ。
だって腕を回した背中はこんなに広く、カラダのその重みを甘やかに感じるんだもの。
でも重い…。
重たいよぅ、柊二くん!
あの晩の私のようにトロンとした柊二くんが、
「して?」
肩にもたれて見上げている。
ボトルに半分ほど残ったものを直接口に含み、そっと流し込むと「もっと」とねだる。
そんなことを繰り返すうち、次第に熱を帯びてきた唇と手のひらが私を熱くしていくから。
絡まる舌が解けたところでギュッとそのカラダを引き寄せた。
ふにゃっと崩れるように私を組み敷いたまま
「もぉホントに俺ね、初音さんが…好きすぎてぇ……明日帰るのツラいよぅ」
酔って舌足らずのしゃべり方が幼かった柊二くんみたいで、不思議な気分になっちゃうよ。
だって腕を回した背中はこんなに広く、カラダのその重みを甘やかに感じるんだもの。
でも重い…。
重たいよぅ、柊二くん!

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


