この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
初音さんの二十日間
第13章 初音さんの二十日目

「ただいまー!」
両手にデパ地下の袋を抱え、扉を蹴るようにして部屋に飛び込んだ。
シャンパンやワイン、生ハムのなんとかやカラフルなパテやポルチーニが入ったグラタン…なんかをたくさん買ってきた。
明日からお茶漬け生活になろうとも、今夜は奮発して柊二くんを労ってあげたい。
初めて営業に同行することと、柊二くんの試験と。私も緊張の一日だった。美味しいお酒で緩みたいのよ。
打ち合わせと違って、峰山係長ったら数字的な説明以外は私に振るもんだから、焦ってパワポの操作を間違ったりしたけれど、なんとか形は成したと思う。
「結城は追い詰められた時に真の実力を発揮するな」
そう峰山さんに言われたのは、誉め言葉なんだろうか? まぁいいや、無事に任務を終えられたことで今は軽やかな気持ちだ。
そんなことよりも、一番の気がかりくんの様子!
ーー終わりました! 帰ります!
とメッセージをくれたきりだけれど、生きてるかー?
両手にデパ地下の袋を抱え、扉を蹴るようにして部屋に飛び込んだ。
シャンパンやワイン、生ハムのなんとかやカラフルなパテやポルチーニが入ったグラタン…なんかをたくさん買ってきた。
明日からお茶漬け生活になろうとも、今夜は奮発して柊二くんを労ってあげたい。
初めて営業に同行することと、柊二くんの試験と。私も緊張の一日だった。美味しいお酒で緩みたいのよ。
打ち合わせと違って、峰山係長ったら数字的な説明以外は私に振るもんだから、焦ってパワポの操作を間違ったりしたけれど、なんとか形は成したと思う。
「結城は追い詰められた時に真の実力を発揮するな」
そう峰山さんに言われたのは、誉め言葉なんだろうか? まぁいいや、無事に任務を終えられたことで今は軽やかな気持ちだ。
そんなことよりも、一番の気がかりくんの様子!
ーー終わりました! 帰ります!
とメッセージをくれたきりだけれど、生きてるかー?

