この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
恋花火
第8章 恋のイロハ
あれから、宣言通り、私は一人で電車に挑戦してみた。
最初は手が震えたけれど、ラッシュ時を避けたせいか、嫌な思いをすることもなかった。
なるべくドア側に立ち、ドアに背を向けたりと神経を研ぎ澄ませて乗る電車は正直疲れる。
けれど、タケルと一緒に登下校するよりは一人の方がマシだと思った。
茜先輩とのアレコレなんか聞きたくないし、態度が変わっちゃうタケルのことも見たくはなかった。
部活ではタケルと顔を合わせるけど、前ほど話したりじゃれたりはしない。
もちろん、SEXもしない。
「あんたたちほんと話さなくなったねー。」
美波に言われ、それに対し小さく頷くことしか出来ない。
話さなくなってもう何カ月?って思ったけど
実際まだ二週間くらいしか経っていない。
けれどその二週間は、とてつもなく長く感じた。
最初は手が震えたけれど、ラッシュ時を避けたせいか、嫌な思いをすることもなかった。
なるべくドア側に立ち、ドアに背を向けたりと神経を研ぎ澄ませて乗る電車は正直疲れる。
けれど、タケルと一緒に登下校するよりは一人の方がマシだと思った。
茜先輩とのアレコレなんか聞きたくないし、態度が変わっちゃうタケルのことも見たくはなかった。
部活ではタケルと顔を合わせるけど、前ほど話したりじゃれたりはしない。
もちろん、SEXもしない。
「あんたたちほんと話さなくなったねー。」
美波に言われ、それに対し小さく頷くことしか出来ない。
話さなくなってもう何カ月?って思ったけど
実際まだ二週間くらいしか経っていない。
けれどその二週間は、とてつもなく長く感じた。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


