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場所も時間も関係ない!
第2章 ようこそ、変態さん。
ぼんやりと、ただ少し
卓弥くんの顔を思い出した。
嗚呼、そうだ。
私は彼と…。
「ごめんね、もう
この業界辞めてたんだね」
私達は近くの喫茶店に入り、
軽めの朝食を取っていた。
「ううん、気にしないで
まさか、指名してくれる人が
まだ居るなんて想ってなかったから
ちょっと、驚いたけど…」
なんとなく、
ソワソワしてしまう。
この後の展開を
分かっているせいもある。
私達は傍目から見て
恋人の様に見えなくてはいけない。
だけど…。
「ごめん、ちょっと…
お手洗いに行って来るね」
私はそう言って
逃げる様に席を立った。

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