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わたしの肢体
第1章 新本一花(13)
おばさん。
誰もがそう呼ぶことに違和感を抱かないであろうシミとたるみの目立つ顔で、乱暴に引き抜かれたことにより裂けた傷口から鮮血を滴らせている乾ききった痛々しい舌を本来の場所に収納しながら。
「ぐゥ・・・ああ、う、いや・・・別れたくない、なんでもするから、しゅうちゃん、ごめんなさい・・・う、う・・・・」
そして、自由になった舌で、まっさきに虚しい言葉を吐き出す。
“しゅうちゃん”という名らしい、自分より遥かに年若いであろう、親子ほど年の離れた若い男に必死で詫びを入れるサナエに対し、満足したようにしゅうちゃんは汚い笑みを向け、そして引っ込めた腕を再びアイロンのほうへ伸ばした。
「へへへ・・・ばっかみてー」
誰もがそう呼ぶことに違和感を抱かないであろうシミとたるみの目立つ顔で、乱暴に引き抜かれたことにより裂けた傷口から鮮血を滴らせている乾ききった痛々しい舌を本来の場所に収納しながら。
「ぐゥ・・・ああ、う、いや・・・別れたくない、なんでもするから、しゅうちゃん、ごめんなさい・・・う、う・・・・」
そして、自由になった舌で、まっさきに虚しい言葉を吐き出す。
“しゅうちゃん”という名らしい、自分より遥かに年若いであろう、親子ほど年の離れた若い男に必死で詫びを入れるサナエに対し、満足したようにしゅうちゃんは汚い笑みを向け、そして引っ込めた腕を再びアイロンのほうへ伸ばした。
「へへへ・・・ばっかみてー」

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