この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
あたしに全部見せなさいっ!
第8章 愛の説教部屋

 翌日。あたしは学校に行った。なかなか柚留に話しかけるタイミングがなくて、気付けば放課後になっていた。急いで帰り支度を終え、教室内を見渡す。
 柚留の姿は見当たらない。机を見ると、まだ鞄がある。

「あれ?」

 どこ行ったんだろう。
 そういえば、柚留は図書委員。今日の昼休みに、放課後、図書委員は図書室に集まってくださいという放送があった。柚留も多分図書室に行ったんだ。
 あたしは鞄を持って、駆け足で一階の図書室に向かった。
 案の定、図書室のドアの数歩手前に柚留の姿を見つける。

「あ……」

 パタパタと足音を立てて廊下を走っていたからか、あたしが呼びかける前に、柚留が振り向く。確かにあたしの姿を視界に捉えていたはずだ。

「ゆ……」

 だけど名前を呼ぶ前に、柚留の視線はすぐにあたしからそれてしまった。そのまま図書室のドアを開けて、中へとはいっていく。ぴしゃりと閉められたドアの数歩前で、あたしは立ち尽くすしかなかった。
/220ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ