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らぶあど encore!
第3章 魔性の女達
全身真っ白なプレスリー風の衣装を纏い、両腕を高く上げてポージングする若い頃の写真。
うって変わって時代劇のヒーローに扮した着物姿で唇をぎゅっと結んだ姿の写真。
そして、これは最近の物だろうか。
派手なピンク色のソファに脚を組み腰かけて魅惑的なウィンクをする写真……
その隅には、あぐりとのプリクラが貼ってある。
そう、全部、志村賢一プロデューサーの写真だ。
良く見れば、壁にもアイドル時代のポスターやらブロマイドやら、飾ってある。
野村は寒気を覚えたが、その時紅茶の良い香りが鼻を擽った。
トレーに載せたカップをあぐりが野村に差し出す。
「志村さんの所にお世話になってる、て言ってあったよね?私」
「……まあね」
カップを受けとり紅茶を啜り、憮然と呟いた。
うって変わって時代劇のヒーローに扮した着物姿で唇をぎゅっと結んだ姿の写真。
そして、これは最近の物だろうか。
派手なピンク色のソファに脚を組み腰かけて魅惑的なウィンクをする写真……
その隅には、あぐりとのプリクラが貼ってある。
そう、全部、志村賢一プロデューサーの写真だ。
良く見れば、壁にもアイドル時代のポスターやらブロマイドやら、飾ってある。
野村は寒気を覚えたが、その時紅茶の良い香りが鼻を擽った。
トレーに載せたカップをあぐりが野村に差し出す。
「志村さんの所にお世話になってる、て言ってあったよね?私」
「……まあね」
カップを受けとり紅茶を啜り、憮然と呟いた。

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