この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
私の逆ハー性活
第1章 はじまり
……交尾……? ……中出し……?
何を言って……嘘でしょ……?
『二人共……本当の事言って? 本当は、全部嘘なんでしょ……? 私を驚かせる為にこんな事してるだけだよね……? だって、私、会社だって行かないと……』
二人の笑顔を見ながら手の指先を震わせつつ、最後の希望を掛けて無理矢理笑顔を作る。
しかし夕の言葉を聞くと、それもムダになった。
『ああ、会社。辞めるって電話しといたから。もう行かなくて良いぞ』
『えっ……電話……?』
『璃子にはもう仕事する必要ないだろ? 俺達が衣食住も不自由なく世話してあげるからな?』
『……や、やだ……誰かぁぁ! 助けてぇ……!』
……どうかしてる。会社へ勝手に電話まで掛けるなんて。
璃子はもう二人に対し昔の懐かしさなどなく、ただ恐怖しかこみ上げて来ない。
叫んでも誰かが助けに来てくれる確信はないが、今は我を忘れて微かな希望に縋るしかなかった。
……どうして私がこんな目に合わないといけないの?
誰か……助けて!!
『……バカ兄、二人で何してるの? 璃子さんに対して、言葉が足りないんじゃない?』
誰かが突然リビングへ入ってくると、璃子は叫ぶ事を止め、その男の子の方を愕然としながら見つめた。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


