この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
先生の彼女
第4章 理性
(キスしたい…)
その時遠くの方から声が聞こえた
さゆちゃんははっとした様子で離れようとした
けど俺は
グッ
「!!」
彼女の後ろ頭に手を回し、もう片方の手は彼女の手首を掴んでいた
「先生…!誰か来ちゃうよ…っ!」
わかってはいるが、そんなことどうでもいいというような思考回路になっていた
額と額をこつんとあわせる
「さゆちゃん…キスしていい?」
彼女がもし嫌がっているなら、無理にしたくないと思った
「でも、誰か来たら…っ」
「もう声しないし、大丈夫」
廊下からはもう人の気配もしない
それでも彼女はうんと言わない
「キス、嫌…?」
「嫌じゃ、ない…先生と、したいよ…」
したい。その言葉にひきよせられたかのように
軽く唇にキスをした
本当に軽く触れた程度
もう一度
もう一度
方向を変えたりして何度も
さゆちゃんと初めてのキス

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


