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eyes to me~ 私を見て
第41章 歌姫、舞踏会で歌う

聖恵は背中から抱き付いて、その指をシャツの胸元に滑らせた。
「私……綾波さんの事が……っ」
「……」
聖恵の身体と指は微かに震えている。
綾波は低い声で笑った。
「ふん……男を誘惑する事に慣れてない様だな……」
「……!」
聖恵の身体がビクンと揺れる。
「まあ……そういう初(うぶ)な感じは中々そそられるが……」
綾波は向き直ると、聖恵をソファへ押し倒した。
「あっ……」
小さく叫ぶ唇を掌で塞ぎ、耳元に囁いた。
「俺の事を……何だって?」
「ん……ん」
ガタガタと震えて涙を溜めている聖恵のその様が、綾波の加虐心を刺激する。

