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eyes to me~ 私を見て
第36章 silent wolfが牙を剥く


 一時間後、翔大のマンションの寝室ではベッドのスプリングが激しく啼く音が響いていた。
 聖恵の小柄な身体が翔大の動きに合わせて浮き沈みする度に甘い声が漏れる。

「ああっ……あっ……はっ……翔大……さんっ」
「いいよ……聖恵……っ」

 男性の割りにはしなやかな指で、形の良い大きな双丘をまさぐりながら、劣情のまま腰を打ち付ける。
 聖恵は、雰囲気や身体付きがどことなく美名に似ていた。
 翔大は聖恵を抱きながら、美名を重ねて欲望と恋情を募らせる。
 今組み敷いて居るのが美名なら、と思うだけで際限無く獣は猛り聖恵を責め続けてしまう。
 美名のアパートで夜迫った時にも、合宿で中途半端に触れた時にも、美名に泣かれてそれ以上出来なかった。
 今では激しく後悔している。
 

(無理矢理にでも……俺の物にするべきだったんだ……)

 聖恵の白い太股を掴み拡げて、真上から増大した獣を最奥まで突き刺すと甘い蜜が溢れ、翔大をキツく締め上げて来る。

「ああんっ……だ、ダメえ」
「聖恵……っ」

 他の女の名前を呼びながら、心の中では美名、と叫ぶ。



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