この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
eyes to me~ 私を見て
第16章 愛を囁く騎士、揺れる歌姫

翔大の真っ直ぐな髪から柑橘の香りがまた漂ってくる。
抱き締められたままの体勢でまたソファに倒された。
「美名……隙がありすぎだよ」
彼は苦しげに呟いて、美名の手の甲にキスする。
思いきりビンタするか、股間を蹴り上げるか、噛みつくかすればこの場から逃れられるかも知れないが、何故かそれが出来ない。
綾波に初めて会って何もかも奪われた時の様に、見つめられて触れられると自分の意思で身体が動かせない。
翔大は、壊れそうなガラス細工を扱う様に美名の手を取ると、手首から肩まで優しくキスしていく。
触れられる度に生まれる甘い感覚を止める事が出来ない。
気が付くと甘い声が唇から漏れていた。
抱き締められたままの体勢でまたソファに倒された。
「美名……隙がありすぎだよ」
彼は苦しげに呟いて、美名の手の甲にキスする。
思いきりビンタするか、股間を蹴り上げるか、噛みつくかすればこの場から逃れられるかも知れないが、何故かそれが出来ない。
綾波に初めて会って何もかも奪われた時の様に、見つめられて触れられると自分の意思で身体が動かせない。
翔大は、壊れそうなガラス細工を扱う様に美名の手を取ると、手首から肩まで優しくキスしていく。
触れられる度に生まれる甘い感覚を止める事が出来ない。
気が付くと甘い声が唇から漏れていた。

