この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
イマージュ
第11章 そこにいるから

慰められれば慰められるほど怒り狂う子供を、佳純は辛抱強くなだめる母親の様にあやしはじめる。その唇で。
ごめんよ、ごめん! 佳純。
俺、お前のこと……好きだよ。
すねてごめん!
うっ……ああっ!
「ね……して」
そう言って、佳純は腰を浮かすと下着を降ろした。
俺は黙って身を起こし、下から上になる。
「見て……」
佳純が、抱え込んで自分から見せつけるなんて、初めてのことだった。
「イヤなんじゃなかったの? こーゆーの」
「イヤだよ……でも、ミチルもイヤだったんでしょ? だから……」

