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イマージュ
第11章 そこにいるから

佳純がじっと俺の目を覗き込む。
ヤバイ。
全然信用してないときの目つきだ。
そして、彼女はキッとコンビニの雑誌コーナーを振り返るとツカツカと歩み寄って一冊の女性誌を手に取った。
最新号だ。今日発売のやつだ。
俺もそれを思い出して、チェックしに来ていたのだ。
迷うことなくページを開く。
「ジュンちゃん、なんでそこ開くのかな……」
「ジュンってゆーな!」
「佳純さん? ね? そんなとこ読んでも……」
「ミチルが見るっつったら、占いコーナーしかないでしょ」
「そ、そんなことないよぉ~」
「そんなことあるでしょうが」

