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第7章 罠　

早朝居間を覗くと赤い縄で縛られたままソファーベッドで寝ている家内と

身支度をすっかり整えた野口がいました

「ション便臭いなぁ？」

「ああ、奥さん漏らしたぞ！久しぶりだからって5発もねだられたぞ！

お前いったい何ヶ月ほっといたの？」

と悪びれずに言いました　

野口は後でブログにあげとくからと言って帰っていきました








それから私は家内と口をきく事はありませんでした

それをいい事に家内は外泊をしてきました

娘たちにはおばあちゃんの具合が悪いと言って出かけたので

そういうことにしてやりました

夕方外出し朝私が出勤してから帰宅する日が数日続きました

そんなある日野口から書留が届きました

開封すると結婚指輪と婚約指輪が出て来ました

それから手紙かと思ったら家内直筆の書類が入っていました