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オーバーナイトケース
第4章 運命に導かれ・・
でも雅也の気持ちを考えるとちょっとだけ申し訳ない気もする。
「花楓がそう言うなら・・でも・・縫い付けてあるイニシャル・・」
元カノの名を口にしたりはしないから、RとMの正体はわからない。
だが私は、もう一つのRMがあることに、出会った翌日に気がついたのだ。
「RM・・私たちの思い出の場所じゃない」
「え?どういうこと?」
「あなたと出会ったあのバーの名前、憶えてる?」
雅也は宙を見る。
あの夜、終電が近くなって慌てて2人で席を立ち、店を出た。
私は店の名を確認しようと振り返った。
「BAR・Remembrance」
記憶、思い出・・追憶・・か・・・
「花楓がそう言うなら・・でも・・縫い付けてあるイニシャル・・」
元カノの名を口にしたりはしないから、RとMの正体はわからない。
だが私は、もう一つのRMがあることに、出会った翌日に気がついたのだ。
「RM・・私たちの思い出の場所じゃない」
「え?どういうこと?」
「あなたと出会ったあのバーの名前、憶えてる?」
雅也は宙を見る。
あの夜、終電が近くなって慌てて2人で席を立ち、店を出た。
私は店の名を確認しようと振り返った。
「BAR・Remembrance」
記憶、思い出・・追憶・・か・・・

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