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第6章 アメジスト◇束縛の印

でも、正常位は好き。

鳥羽さんが時たま見せる気持ち良さそうな顔が、私の腕の中で感じているんだと思えるから。

ちょっと寂しく思いながら鳥羽さんの首に手を回すと、頭の位置が下にズレていく。

「鳥羽さん？  あっ！……あぁぁ！」

一瞬何かと思ったら、硬く膨れた山の頂を口の中で扱き始めた。

直ぐにフィニッシュに持っていかれるのかと思ったのに、まだ触れて貰えるのが嬉しい。

特に感じる右胸の膨らみを掴まれて強く揉まれるだけで、子宮が疼く。

「んっ……はぁ……あん……あぁぁ」

指が乳房に食い込んで水風船みたいに形を変えて、鳥羽さんの口の中で乳首が転がされる。

硬く尖らせた舌先で飴玉みたいに舐められると、先端から心地良い波動が染みていくようだ。

「はぁぁぁ……い、イイ……」

胸を触られるのも、吸い付かれるのも凄く気持ちが良かった。

たくさん幸せな快感を私に与えてくれる鳥羽さんが、本当に大好きだった――――。