この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Love adventure
第31章 初恋ーー口づけ
俺が少し腕の力を弱めた隙に、ほなみはするりと逃げて二階の部屋へと上がっていってしまった。
「……畜生っ」
俺は、早まってしまった自分を呪い、ソファに拳を何度も沈ませた。
怖がらせるつもりではなかったのに。
ただ思いを伝えたかった――
ほなみの怯えた瞳が脳裏に焼き付き離れず、自己嫌悪に苛まれる。
しかしそれ以上に、唇を重ねた時の甘い疼きで身体じゅうが痺れていた。
その夜は一晩中悶々としてろくに眠れず、翌朝リビングのソファで目覚めた。
しまった、と一瞬思ったが、今日は土曜で学校は休みだ。慌てる事はない。
溜息を吐いて立ち上がると、階段を降りる足音がする。ほなみだった。
今日はパジャマ姿ではなかった。
俺を警戒する事を覚えたのかも知れない。
「……畜生っ」
俺は、早まってしまった自分を呪い、ソファに拳を何度も沈ませた。
怖がらせるつもりではなかったのに。
ただ思いを伝えたかった――
ほなみの怯えた瞳が脳裏に焼き付き離れず、自己嫌悪に苛まれる。
しかしそれ以上に、唇を重ねた時の甘い疼きで身体じゅうが痺れていた。
その夜は一晩中悶々としてろくに眠れず、翌朝リビングのソファで目覚めた。
しまった、と一瞬思ったが、今日は土曜で学校は休みだ。慌てる事はない。
溜息を吐いて立ち上がると、階段を降りる足音がする。ほなみだった。
今日はパジャマ姿ではなかった。
俺を警戒する事を覚えたのかも知れない。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


