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Toy Girl
第1章 Lesson1

片付け終わったタイミングで篠崎さんにリビングに呼ばれた。
手伝ってくれた三人は部屋に戻り、ダイニングテーブルに篠崎さんに向かい合うよう座る。
「この寮の規則だから後で読んでおいて」
そして分厚い紙の束を私の前に置いた。
「明日花には俺たちの身の回りの事をしてもらう。・・・と言っても俺たちは仕事でいない時間の方が多い。その間は留守の時は寮を守り・・・基本好きにしてもらっていい。ただ俺たちが居る時は俺たちのコンディションが整うよう務めてくれ」
「はい」
「メンバーの事だけど・・・龍馬と篤はてこずるかもしれない。慧と煌翔は問題ないだろう」
さっきのあっちゃんと、下に降りて来た木下さんの様子を思い出して納得した。
「篤さんと木下さんは仲が良くないんですか?」
「・・・そういった事は君には関係ないはずだ」
「スミマセン」
固い篠崎さんの壁に素直に引き下がってしまった。
なんかこの人って怖い・・・
テレビでは頼れる優しいリーダーって感じなのに。
篠崎さんだけじゃない。
木下さんもクールで大人っぽく見えてたし、下中さんだって照れ屋で優しい男の子に見えた。
・・・あっちゃんと煌翔君に至ってはそんなにイメージとかけ離れてはなかったけど、あっちゃんはあんなに悪戯な人だとは思わなかったし。
「明日花、聞いてるのか?」
「えっ、はい!」
「俺は大事な事を説明している。ボンヤリされては困る」
「・・・スミマセン」
怒られ、シュンとしながらも尚篠崎さんの説明は続いた。
「一番気を配ってもらいたいのはスキャンダル対策だ。この世界はストレスも多い、セックスを捌け口にしているメンバーも現に居る」
「!!」
「俺たちはこれからが勝負なんだ・・・スキャンダルなんかで潰れる訳にはいかない」
「そう・・・ですね」
「君の仕事の大半はそこにある。・・・理解して欲しい」
「はい」
寮母って家事するだけじゃないんだ。
妹弟の面倒は小さい頃から見てきたけど私より年上もいる、しかも決して素直に人の言う事を聞くようには思えない人達の生活管理を見るなんて・・・
承知して引き受けたとはいえ篠崎さんに念を押されて改めて不安になった。
手伝ってくれた三人は部屋に戻り、ダイニングテーブルに篠崎さんに向かい合うよう座る。
「この寮の規則だから後で読んでおいて」
そして分厚い紙の束を私の前に置いた。
「明日花には俺たちの身の回りの事をしてもらう。・・・と言っても俺たちは仕事でいない時間の方が多い。その間は留守の時は寮を守り・・・基本好きにしてもらっていい。ただ俺たちが居る時は俺たちのコンディションが整うよう務めてくれ」
「はい」
「メンバーの事だけど・・・龍馬と篤はてこずるかもしれない。慧と煌翔は問題ないだろう」
さっきのあっちゃんと、下に降りて来た木下さんの様子を思い出して納得した。
「篤さんと木下さんは仲が良くないんですか?」
「・・・そういった事は君には関係ないはずだ」
「スミマセン」
固い篠崎さんの壁に素直に引き下がってしまった。
なんかこの人って怖い・・・
テレビでは頼れる優しいリーダーって感じなのに。
篠崎さんだけじゃない。
木下さんもクールで大人っぽく見えてたし、下中さんだって照れ屋で優しい男の子に見えた。
・・・あっちゃんと煌翔君に至ってはそんなにイメージとかけ離れてはなかったけど、あっちゃんはあんなに悪戯な人だとは思わなかったし。
「明日花、聞いてるのか?」
「えっ、はい!」
「俺は大事な事を説明している。ボンヤリされては困る」
「・・・スミマセン」
怒られ、シュンとしながらも尚篠崎さんの説明は続いた。
「一番気を配ってもらいたいのはスキャンダル対策だ。この世界はストレスも多い、セックスを捌け口にしているメンバーも現に居る」
「!!」
「俺たちはこれからが勝負なんだ・・・スキャンダルなんかで潰れる訳にはいかない」
「そう・・・ですね」
「君の仕事の大半はそこにある。・・・理解して欲しい」
「はい」
寮母って家事するだけじゃないんだ。
妹弟の面倒は小さい頃から見てきたけど私より年上もいる、しかも決して素直に人の言う事を聞くようには思えない人達の生活管理を見るなんて・・・
承知して引き受けたとはいえ篠崎さんに念を押されて改めて不安になった。

