この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
遅すぎた恋
第2章 初デート??
「あ、ありがとうございますっ」
「ん。」
飛鳥君はその女の子たちに手を挙げた。
「いこ、桜さん。」
飛鳥君からは笑顔が消え、
私の腕を掴んで店を出た。
「…あすか…くん?」
名前を呼ぶと、「何?」と
さっきまでの笑顔に戻っていた。
「…桜さん、びっくりした?ゴメンね」
「えっ?ううん。
飛鳥君は…有名なのね。」
「…有名じゃないよ。読者モデル。
…知ってる?」
「うん。仕事で聞くことはある。
読者モデルでも、そこからモデルになる子もいるじゃない?」
「…うーん。興味ないかな〜」
掴んでいた腕を離され、今度は
手を繋がれる。
「俺は普通にこう言うことしたい」
飛鳥君は歯を見せてクシャッと笑った。
「ねぇ、桜さん。海行こう。」
「えっ!?海?」
「うん、海の見える公園!」
彼は電車に乗り込み、
海浜公園へと向かった。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


