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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第16章 父と娘のPart2

胸騒ぎ、いやな予感。
そういったものは第6感などと超能力めいた表現で語られることが多いが、しかしその大半はそういう現象ではないのだ。
脳内に散らばるたくさんの断片的な情報。それが、無意識の領域で情報ネットワークを構築し、そこから想定される結果が導きだされる。
その得られた結果から、「予感」というような感覚でシグナルが発生するのである。
今回の場合のその断片的情報とは、
- 柚子が性的な欲望を解放しつつあること。
- そして、いまこの瞬間、父と妹が二人きりで家にいるという事実。
つまり娘の抱える胸騒ぎの正体は、二人が自分のいないところで体のつながりを持つのではないかというストレートな疑いであった。
(そして事実はその疑いに対して現在まさしく進行中である。)
しかし、彼女自身はそのことを正面から認識してはいない。ただ妹の体調が不安なのだと信じている。
「妹さんだってもう子供じゃないんだし、大丈夫だよ。桜井、結構休んだからあんまり授業サボらないほうがいいよ?」

