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傍にいてもいいの?
第4章 チャンスかもしれない....

タクシーを降りて、笹倉を抱き寄せる。


「笹倉....頑張って歩けよ?」


「ん........」


覚束ない足取りだが、なんとかエレベーターに乗り込み目的地へ。
狭い空間で更に、密着度が強く感じられる。


『チン―――――――――』


到着して扉が開けば玄関はもうすぐ。
ポケットから鍵を出し、鍵穴へ。
ドアが開けば、一段落。


「ただいまぁ....」


と、言ったのは笹倉。


「ん....疲れたぁ~。ふわぁ~....ねむたぁ~」


そう不満を漏らしながら、笹倉は着ているスーツを脱ぎ出す。
脱いだスーツやシャツは歩きながら脱ぎ、リビングのソファーへかけていく。


「お、おい。笹倉!ここはお前のうちではないんだが?」


「だぁいじょうぶです!枕が変わっても、寝れますからぁ~........んーと、ベッドは....」


これでは会話にならないな。
とりあえず寝かせて、話すのは目が覚めたらでもいいか。俺も疲れたし....シャワー浴びるか。


「笹倉、ベッドはこっちの部屋」


シャツを脱いで見えた笹倉の肌着。
触れてみたい衝動に駆られる。
が、その気持ちを押し殺し、案内するのは寝室。


ベッドに腰かけた笹倉はスカートのファスナーを下ろし、スルッと脱ぎ落とす。ストッキングも一緒に。


はぁ、蛇の生殺し状態........。


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