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ブラックチョコレート
第4章 旅行に行こう
どんなホテルに泊まるかは
星弥くんには秘密にしていたけれど、
気に入ってくれたみたいですごく安心した。
「お食事はお部屋でされますか?
1階のダイニングでもお食事できますが」
「部屋でお願いします」
「かしこまりました。
それではごゆっくりお寛ぎくださいませ」
2人っきりになると星弥くんは、
わたしの手を引きバルコニーに出た。
バルコニーの左右は壁で外からは
見えないようになっていて
右の壁に付くように露天風呂、
左半分には外の景色を眺められるように
ソファーが置いてあった。
そこに2人で腰掛ける。
「夕食食べた後に一緒に入ろうか」
「入りたい!星見ながら入れるかな?」
「ここから見たら綺麗だろうな」
「夕食まで何しようか?」
「ここから車で10分くらいの場所に
ソフトクリームがおいしいお店があるって
調べた時に書いてあったよ」
「じゃあそこでも行くか」

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