この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
アンバランスなsweet
第21章 覚悟

俺が、紫乃を幸せにする。


『したい』


思いがけず力強い声が出た。

その為には紫乃と片桐さんとの仲をちゃんと見極めなけりゃならない。

地獄のようなその時間。

もし俺のでる幕が無いようなら、その時は紫乃にキッパリ振って貰って諦めよう。

……諦められるのか?


――――でも。そうするしか無いだろう?



***



里奈ちゃんのそのWデートの誘いから数日後。


片桐さんの昔の彼女のことを知ったのは熊さんの口からだった。


あのスキーの日から、紫乃と片桐さんとが付き合い始めたことを知り、熊さんは凄く喜んでいたんだ。


『やっと、片桐は亜子ちゃんを過去に出来た』


そう言って、自分のことみたいに笑っていた熊さん。


―――“亜子ちゃん”って、片桐さんの昔の彼女か?


紫乃と片桐さんが付き合い始めたばかりの頃の熊さんの言葉。
片桐さんの昔の彼女の事などその時はそんなに気にならなかった。



―――片桐は一途だから。


そう人に言われるぐらい、片桐さんが昔の彼女が忘れられずにいる話は有名で。
片桐さんのその過去を知ることは無かったけれどその一途だと言う噂は耳にして知っていた俺だった。



/466ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ