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第7章 解…消？

その内あたしに限界が来て、お兄ちゃんを追い出しちゃったんだ。


今はちゃんと1人に決めて結婚して、家庭を持って幸せにしてるけどね。


どうして知ってるの？


あたしに両親がいないことなんて、身内と学校の先生と麻友(まゆ)と翔平(しょうへい)しか知らな…って。


｢…翔平から聞いたんですか｣


｢あぁ…。…あぁ、名前出しても大丈夫なのか。
お前ら幼なじみなんだってな。
まさかこんなところで繋がってると思わなかった｣


｢てか、何で蒼汰さんが麻友達のこと知って…
…あ、そっか。同じ大学ですもんね｣


｢…俺大学で最初に仲良くなったの翔平｣


｢…うわ、それたぶん一生離れられないですよ。
気に入られてるなら尚更｣


｢…チッ｣


盛大に舌打ちする蒼汰さんは心当たりがあるらしい。


｢幼なじみ…か、どおりで…。
だからあの時あんな簡単に話通じたのか…｣


何やらブツブツと呟いてる蒼汰さん。


そういえば…


何て言われたか忘れたけどこの前麻友から、蒼汰さんについて変なこと言われたような…


バレンタインにあんなことした時も麻友、蒼汰さんのことなぜか知ってて…