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第5章 関係

優しいなぁ…


もうほとんど絞られちゃったじゃん。


検索しまくって、その番組チェックしなきゃ。


｢分かりました。…行って、みせます｣


｢ふん…間違えて、解消なっちまえ｣


…え？解消って…


あ、と顔を歪ませて口を片手で覆う蒼汰さん。


｢え？あの、もしかして…っんん！｣


続きを言おうとした途端、深く唇を塞がれて言葉は飲み込まれてしまった。


｢今言ったことは忘れろ。…いや、忘れさせてやる｣


そう言って奥深く挿入されたモノに身体がしなる。


何だ…やっぱり手加減してくれてたんだ。


蒼汰さんの失言のあとのセックスは信じられないくらい激しかった。


何度も何度も熱い蒼汰さんを受け入れて、何度も何度も意識を飛ばした。


ねぇ…蒼汰さん。


最近、あの辛い表情…見せませんね。


辛いこと、ないってことですよね？


どうして辛いことないのに、こうして毎日あたしを呼んで、あたしの名前を呼んで抱くの？


あなたはあたしを美咲さんの代わりとして抱いてたはずですよね？


なのにどうしてあなたはそんな愛しそうにあたしの名を呼びながら抱くんですか？


勘違いしちゃいけないってことは、身を持って理解しているのに…