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第17章 俺と杏奈の関係　蒼汰SIDE

そして…約1年前、俺が美咲だと思い込み犯した…あの時の、女の子だった。


…マジかよ、どんな偶然だよ。


しかも髪で印象変わりすぎだろ、長い時清楚なお嬢様って感じだったのに、今…


…うんまあ俺の好みは置いといて。


その子の口から出てきた、セフレにしてくださいって言葉。


いやいやバカじゃねぇのか。


よく、自分を犯した男にそんな事言えたよな。


でも何だかんだOKして美咲の代わりとして散々抱きまくって、それが何年も続いて…


ぶっちゃけ、いつも罪悪感を感じていた。


早く、俺から解放してやらないと、って…


それでも、手離せなかった。


狂おしい程の快楽の為…


俺の中の、何があっても離したくないという感情の為。


最初の頃はほんとに美咲の代わりとしか思ってなかった。


つか、美咲だと思い込んでた。


美咲、と呼んだら笑顔を浮かべて細い腕を首に巻き付けてきて…


それがほんとヤバくて…何度もめちゃくちゃにした。


俺しか見えなくなってほしくて…


散々激しく揺さぶって甘い声を響かせた。


今思えばあの時杏奈、何で妊娠しなかったのか不思議だ。


だって避妊具なんてつけなかったし、杏奈が避妊する隙も与えない位ベッドから離さなかった。