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第5章 放課後の教室で……

「どうする？」

…こいつの言うことなんて、死んでも聞きたくない。が、藤田くんに見られる方が何億倍も嫌だ。

私は泣く泣く覚悟を決めると、翔太の挑発にのる。


「…っいいわよ、翔太の言うこと聞いてあげる」


この決断を後悔するのに、時間はかからなかった。

私の言葉を聞いて、翔太は楽しそうに笑う。


「じゃあ、今すぐ全部脱げよ」

いつもの意地悪な笑顔で告げられたその命令に、私は一瞬耳を疑う。

「………は？何いってんの……？」

こんな教室で、誰が来るかもわからないし…だいたい翔太の前で、脱げるわけないじゃない！

頭が真っ白で動けない私が突っ立っているうちに、止めかけたブラウスのボタンを翔太は器用に外していく。

気づけばブラウスは床に落ちていて、また下着姿になってしまった。

「ほら、早く脱がないと、藤田に送るぜ？」

頬に涙が伝うのを感じながら、私は仕方なくブラジャーのホックに指をかけた。