この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
あなたとの『愛』の続きを
第6章 立ちはだかる障害
奈央君の話では…
彼は職場恋愛はしないんだとか。
感情、私情を挟むと…困るから出そうだ。
中には、それを知って告白をする部下がいる。
…彼は優しく断るらしい。
それでも諦められない人たちが
沢山いると言っていた。
彼女だった人が、会社の外で待っていたこともあるらしい。
泣き崩れ…よりを戻したいと縋り付いて。
秘書によって止められたけれど、
そんな人が何人もいるみたいだった。
「私も…そうなるのかな」
「ちょっと!始まったばっかの人が何言ってんの。」
「そうだよ…大丈夫だって」
奈央君のフォローも何故か無意味に思えた。
こんな取り柄もない私を…彼が
ずっと好きだったなんて…
ありえない…。
意気消沈した私は、それからは
あまり話すことがなかった。
始まる前から不安になってどうすんのよと
自分に言い聞かせて見ても…
不安は解消されることはなかった。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


