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あなたとの『愛』の続きを
第2章 初めての出会い。
1人、1人自己紹介をして行く。
一番背の高いブラウンの髪が印象的な
真司君。
眼鏡をかけ、真っ黒な髪の真面目そうな
優太郎君。
そして、一番女が好みそうな
明るい茶にパーマをかけ、ストライプのスーツを来ていた奈央君。
どの人も明るく、エリートとは思えなかった。
話しやすかったし、こんなのもたまになら良いかもと思っていた。
一時間ほどすると、席替えが行われた。
私の隣にはチャラそうな奈央君が座る。
「葵ちゃん、かわいいよね」
言われ慣れていない言葉を酔っているのか連呼している。
苦笑していると私のテーブルの下に置かれた手を
そっと握られた。
瞬時のことで一瞬体が強張った。
「何?その反応…可愛い…」
目線を前にやり、京香さんに助けを求めるも
それどころではなさそうだった。
「ねぇ、この後抜け出さない?」
「えっ…いや…あの…」
私が困っていると、私たちの間から手が伸び
私と奈央君の手が離された。

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