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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第17章 出逢いはある日、突然に

トスの診立てによれば、ソンの右肩はかなり酷い状態ではあるけれど、骨そのものに損傷はないとのことだ。他の打ち身や捻挫は、キョンシルがきれいに洗って消毒し、薬を塗って、とりあえず素人でできるだけの処置は済ませた。
「キョンシルにもトスどのにも、何とお礼を言って良いか判らない。冗談ではなく、生命の恩人だ」
「ふふ、ソンはやっぱり、大袈裟だわ」
笑ったキョンシルをソンが少し眩しげに見つめ、眼をまたたかせた。
「キョンシルにもトスどのにも、何とお礼を言って良いか判らない。冗談ではなく、生命の恩人だ」
「ふふ、ソンはやっぱり、大袈裟だわ」
笑ったキョンシルをソンが少し眩しげに見つめ、眼をまたたかせた。

