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翻弄の果てに
第6章 背徳
きっと、環の中で、34歳の躯は、20歳の俺の身体に気後れしたのだろう。
恥じらう環が愛おしかった。
『環……』
環の上に重なり、髪を撫でた。
「ビクッ」と、躯が跳ねた。
撫でた髪の先にある華奢な躯から似合わぬ膨らみ……
俺の指は、膨らみへと向かい、唇は、環の唇に重ねた。
「クチュ…クチュ…」
舌を絡ませ、吸い合う度に聞こえる唾液の音が、何故か切ない………
膨らみから離した指は、環の指に絡め、首の下に入れた手も、環の手を掴んだ。
環の両手は、枕の上、ベッドヘッドまで挙げる。
閉じた瞼にキスをする…
そのまま、耳に、のけ反ったうなじに、首に、と、キスの雨を降らせていった……
恥じらう環が愛おしかった。
『環……』
環の上に重なり、髪を撫でた。
「ビクッ」と、躯が跳ねた。
撫でた髪の先にある華奢な躯から似合わぬ膨らみ……
俺の指は、膨らみへと向かい、唇は、環の唇に重ねた。
「クチュ…クチュ…」
舌を絡ませ、吸い合う度に聞こえる唾液の音が、何故か切ない………
膨らみから離した指は、環の指に絡め、首の下に入れた手も、環の手を掴んだ。
環の両手は、枕の上、ベッドヘッドまで挙げる。
閉じた瞼にキスをする…
そのまま、耳に、のけ反ったうなじに、首に、と、キスの雨を降らせていった……

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