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第19章 荒波

高速道路をひた走り、方向は北へ向かっていた。

『パパ？』

『ん？』

『どこまで行くの？』

『うん、山、かな？ロープウェイに乗って。』

『山ね、わかった。ねぇパパ、久しぶりに話してるね。』

『そうだな。遅くなってごめんな。』

『遅く？…あのね、パパ。心配かけてごめんなさい。』

『ほんとだな（笑）未来、もう少しかかるから、シートを倒して寝てなさい。』

『うん。お菓子食べ過ぎたかな？実は眠いんだ、へへ。おやすみなさーい』


深刻に考えているのは俺だけなのかな？こいつ、ずいぶんあっけらかんとしてるな…


しばらく走り、やっと目的地に到着した。


『未来、着いたよ。』