この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
翻弄の果てに
第15章 女。未来(みく)
座っているのに、躯が揺れる。芯の力が抜けているようだ。
未来は、船酔いのような目眩がしている。上手く呼吸が出来ていないせいか、苦しい感じもある。
なのに
この浮遊感が堪らなく気持ちいい。
背中に回されていた手が、腰へ下りてきた。
ゾクゾクする感じが未来の躯に走る。
未来の唇から離れた力の唇は、未来の瞼に触れた。
そして、耳たぶから首筋、うなじへと移っていく……
躯中の産毛が逆立ち、血流は逆流しているのではないかと思うほど、未来の躯はざわめきたっていた。
『未来…可愛いよ…もう怖くないだろう?気持ちいいかい?』
耳元で囁く力の声は、ますます未来を高揚させる。
『う…ん…、好き…愛してる……』
掠れる声で未来が返事をする。
未来は、船酔いのような目眩がしている。上手く呼吸が出来ていないせいか、苦しい感じもある。
なのに
この浮遊感が堪らなく気持ちいい。
背中に回されていた手が、腰へ下りてきた。
ゾクゾクする感じが未来の躯に走る。
未来の唇から離れた力の唇は、未来の瞼に触れた。
そして、耳たぶから首筋、うなじへと移っていく……
躯中の産毛が逆立ち、血流は逆流しているのではないかと思うほど、未来の躯はざわめきたっていた。
『未来…可愛いよ…もう怖くないだろう?気持ちいいかい?』
耳元で囁く力の声は、ますます未来を高揚させる。
『う…ん…、好き…愛してる……』
掠れる声で未来が返事をする。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


