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第13章 家族〜いのちの誕生〜

このまま、時間が止まってしまえばいいのに……

俺は心底思った。

いずれ、パパ臭い！とか、パパのと一緒に洗わないで！とか、反抗期が来て、思春期を迎え、恋をして……

あー、俺の前から未来が消えていく‐‐‐


『悠太さん？何を考えているの？』

『あ？いや…何でもない…』

『変なパパですねぇ（笑）』

『パパ！へんですよー』

二人に笑われて、俺は少し恥ずかしくもあり……
それでもいい、このまま笑顔の未来で居てくれ。
そう願っていた。


アイスクリームやチーズ作りを体験して、夕焼けに染まる頃、帰途についた。

未来は車の中で眠ってしまい、そのままベッドに移しても起きることはなく、朝までぐっすり眠っていた。