この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
唇に媚薬
第16章 唇に媚薬
媚薬が塗られた葵の唇から、快感が全身へ伝わる。
それは私の妄想で、実際はそんなものはないけど
この人が奏でる美しく低い声も
絶妙なタイミングで発する、悶絶するような甘い台詞も
溶けるような極上のキスも
葵の唇によって、与えられる愛が
私の全てを酔わせて、弱らせて、溺れさせていく。
「あ、んん、あ、あぁ……っ」
「……すげ、絡みついてくる……」
「いや、またイっちゃうの、葵、一緒に……!」
「……蘭……っ」
体と体がぶつかる音が響く。
何度も何度も突かれて、葵の体にしがみついた。
……好き、大好き。
心から愛してる。
言葉にしなくても伝わる。
心と心が繋がっている。
「あおい、んぅ…あぁ、やぁぁ……っ」
「……イく……」
「あ、ああ……っ」
強く、強く抱きしめられて
私も葵を抱きしめ返して
2人で同時に絶頂を迎えた。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


