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第3章 恥辱のストリップ面接

「ほら、時間がないんだからさっさと脱ぎなさい！」

「い、いや、そんな・・・もう、いいです」
「わたし帰ります！」

「君は何を言っているのかね？五菱に逆らってタダで済むと
思っているのかね？」

五菱は、履歴書だけでなく、専用のプロフィール案内が
選考書類にあり、その欄には、両親の会社、職業欄が
年収を記載する欄があった。

「君のお父さんは、滝岡電気だねー。ほうほう、
営業部長かー。中小の中では大きい方だけど、
売り上げの8割はうちへの電気製品
の納品だ」

佐伯ようこの父は、人生の9割を家族のために
仕事に費やしてきた男だった。

30年滝岡電気の営業畑で戦ってきて現在は部長に
までなった。