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可奈さん
第5章 来訪者
「あ、えぇっと…、あの人が呼んでいるのを聞いていたので…。…馴れ馴れしくてすみません、もし嫌なら…」

「あの人?…あぁ、稔さんの事ね、そっか…」

「……」


2度頷いた可奈さんは「いいの、構わないわ、可奈さんで」と言って笑った。


稔さん…


「あの、俺拓也っていうんです、みんなにはタクとか拓也って呼ばれてるんで、もしよかったら可奈さんも名前で…」

「それじゃあ拓也さんでいい?」

「はいっ」

「若いお友達ができて嬉しいわ、よろしくね拓也さん」


おしぼりで軽く手を拭き握手を求める可奈さんの手を見て、俺も慌てて手を拭き、腿が熱くなるほどこすってから前に伸ばした。


「よろしくお願いします」


小さな手のひらは俺の手の中でふわりと縮み、細い指先は親しみを込めてキュッと握り返してくる。



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