この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
HOTEL・LOVE
第3章 小さな刺激
亮太の寝息を確かめてから、
香澄は寝返りを打ち背を向けた。
やだって言っときながら・・
あんなに・・
今夜のセックスは、
相手が夫だとか誰だとかそういうんじゃなくて、
男に抱かれている自分に酔いしれる・・
そんな感じだったと
壁のシミを見つめながら熱い息を吐いた。
・・人って不思議だな・・
気の持ちようってそんなに信じられなかったけど・・
でも確かにあるよ・・だって・・
今夜の私がそうだもん・・
新人があんな素敵な男で
彼を私が面倒見れて、うちとけて・・
そのうち・・・
晴樹の手が自分にのびてきた、そんな
場面を想像しただけで、
体の中心に
キュンとした甘酸っぱさが広がる。
・・彼のおかげでこんなにも・・
色っぽく見えたのは、
あんなにも素直に体が反応できたのは、
新しく仲間になった
杉山晴樹のおかげだ、と
頭の中で言い切った。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


