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光と首輪、絡まる鎖
第10章 同棲
そっと目を開けると、
これといった変化はない。
この部屋のカーテンは遮光性が低く、
バルコニーへと続く大きな窓から
やわらかな光が差しているだけ。
くっと首を引っ張られた気がして
首に手を添えようとすると、
そこに何かが着けられている。
「なに?これ・・・」
賢児さんはわたしの胸を後ろから揉むと、
肩口に顔を寄せてきて
「首輪」
と囁く。
「首輪」という言葉を
いやらしく囁かれたのは初めてなのに、
何故だか背中がゾクッとしてしまう。
「こはる、前に手錠した時、すっごい感じてたでしょ?」
賢児さんの過去の話を聞いて、
光さんに抱かれたことがバレてしまった日、
賢児さんと仲直りしてからもう一度
手錠を着けられてした時に、
逃げられないということにすごく興奮して、
その前に何度も絶頂に達していたのに、
それ以上に感じて、賢児さんを欲しがった。

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