この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
余熱
第10章 深まる
先生の手に操られたわたしの指が、秘部を下から上へ撫で上げる。
「やぁ…っ
せんせ…っ」
はしたない声が漏れてから、それが自分の指に感じて出たものだと気付き、
操られていない手を口に当てようとしたが、先生に阻まれ拘束された。
「俺?俺触ってないよ。自分でして、感じてるんでしょ?」
そう耳元で指摘してくる先生の低い声。
吐息とともに耳の中に侵入してくるその声は、骨にまで響いてくるような心地がする。
「俺に触られてると思って、してごらん、自分で。」
重ねられていた先生の手が、そっと離れていく。
「俺がするとき、どこ触ってるか分かる?」
指を秘部に埋めたまま動かそうとしないわたしに、先生はそう尋ねてくる。
今指があるところより、もうちょっと上。
先生に集中的に擦り上げられた、あの場所は――。
そう思って指を上へ少し移動させると、
「あ...っ」
――見つけた。
びりっと体に電流が走り抜ける。
顎が上ずる。
「…そう、そこ。
そこを、俺はどう触ってた?」
ここを、先生は、円を描くように――。
そして、わたしの中指はその膨れた一点の上を、ゆっくりと動き始めた。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


