この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Blindfold
第4章 幼馴染み
身体の中に、樹の手が入り込んだ。
腰を
脇を
そして胸を
いやらしく手が私の身体を這って
そして、そのまま服をたくし上げた。
私は、吐息を洩らしながら、ソファーに掛かっていた目隠しを掴んだ。
「さくら…」
「あっ……」
切なげに私の名前を呟いた樹は、
目隠しを掴む私の腕を捉えると、そのままその腕に口づけを落とした。
唇の感覚。
手首の血管が、ドクドクと波打っているのが分かった。
そのまま、樹は、私の手から目隠しを奪う。
何か言いたげにその目隠しを見つめて
そして、また私に切なげな眼差しを向ける。
「んっ……はぁっ…」
再び唇を塞がれながら、涙が出そうになるのを堪えた。
樹は、はぁ…と息を洩らすだけで何も言わない。
でも、
なんとなく
何を言いたいのか
私には分かる

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


