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アナザー☆ステップ
第10章 まどか、焦る
自分に腹を立てていた私は、少し投げやりに返事をした。
「……休憩したいです」
「だ、大丈夫? 気分悪い? もうちょっとで家つくけど、どっか停まる?」
慌てた太基さんが、停車出来そうなところを探してきょろきょろする。
路肩に停まった瞬間、私は呟いた。
「……ホテル行きたいです」
「ぶっ!」
太基さんがハンドルにしがみつく。
「それは、ホテルビュッフェに行きたいとか、そういう……」
一瞬だけ躊躇って、私はあえて直接的な言い方を選んだ。
「ラブホテルで休憩したいです」
「……休憩したいです」
「だ、大丈夫? 気分悪い? もうちょっとで家つくけど、どっか停まる?」
慌てた太基さんが、停車出来そうなところを探してきょろきょろする。
路肩に停まった瞬間、私は呟いた。
「……ホテル行きたいです」
「ぶっ!」
太基さんがハンドルにしがみつく。
「それは、ホテルビュッフェに行きたいとか、そういう……」
一瞬だけ躊躇って、私はあえて直接的な言い方を選んだ。
「ラブホテルで休憩したいです」

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