この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
やさしいキスをして?
第10章 番外編


『そっそれは…っ!』


…違う。彼女が今日ここへ来たのは、僕の為じゃない。


『なんだよ、返す言葉なんかないだろ?』

『………っ』


岩本。お前を応援する為に、彼女は来てくれたんだ。この間のLiNE…園山さんが観戦を承諾したのは、お前の出場を伝えた直後だった。やっぱり彼女はお前のことが…!だったらせめて、少しでもお前との時間を過ごして欲しいじゃないか…!


『ったく…何を怖気づいてんのか知らねーけど、あんな良い子を待たせるなんて罪だぞ。恥ずかしがってないで、とっとと送ってきやがれ!』

『待て!岩本っ…!』

『悪いけど、おれにも予定があんだよ。せっかくの休日、あさひの顔見ないわけにいかねーだろ?そんじゃーまた学校でなっ!』


僕の背中を叩いた岩本は手をあげて行ってしまった。僕は…園山さんの思いを利用しただけだ。こんな僕に、彼女と顔を合わす資格はないというのに…



/940ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ