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やさしいキスをして?
第10章 番外編

『大事な、こと…』
顔は冷えたのに、体はちっとも冷めやらない。むしろ水でスッキリした頭の中、一番に浮かんだのは三島くんの顔で。体が余計に熱くなっていく…
ザザァーー…キュ!
おかしいな、私。何度考え直しても、応援に行こうと思っちゃう。三島くんの顔が離れなくて。それになんか、会いたい…?
『変なの//…』
あんな風に誘われたのは初めてだったから。いつも俯きがちで目を合わさない三島くんが、真っ直ぐ目を見て誘ってくれたから。だからちょっと、気になってるだけ。それだけ。

